小川 薫 自己紹介へ

【旬を食べよう《10月》】

2023/10/19(木) 日々のこと情報発信

■落花生

旬を食べよう10月「落花生}殻付きのものを「落花生」や「南京豆」、中の実は「ピ-ナツ」と呼び、ナッツ類に分類されることが多く木になるイメ-ジですが、落花生は地中にできるマメ科の一年草です。9月下旬から10月にかけて収穫され、千葉県などの生産地では新物の生の落花生が手に入るので、茹でたり炒ったりして旬の美味しさを味わいましょう。ナッツ類の中でも特にたんぱく質が豊富で、体に有益なリノ-ル酸などの不飽和脂肪酸や食物繊維もたっぷり含まれています。

「落花生」の名前の由来は、花が落ちた所の土の中にサヤが出来るように見える事から落花生と呼ばれるようになりました。実際には黄色い花を咲かせた後、約一週間後に豆のもとになる子房の付け根が地面に向かって伸びていき、土に刺さり地下で子房が膨らみサヤが出来その中に豆ができます。
私は前から落花生の殻の表面の柄が気になっていたのですが、あれは「維管束(いかんそく)」といい、水や栄養の通り道なんだそうです。維管束がハッキリしたら成長したという合図。
その殻ですが、細かい穴が開いていて木炭と同じように優れた”脱臭効果や吸湿効果”があるんだとか。捨てずに細かく砕いて、だしパックの袋などに入れて下駄箱に入れたり、靴の中に入れたりすると良いようです。他にも砕いた殻を肥料に混ぜてまくのもおすすめ。捨てるところのない優れものの落花生です。   心ほっこり編集室:小川 薫

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