渡邉 泰敏 自己紹介へ

【断熱等級5時代の到来】

皆さんこんにちは。渡邉です。
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月もあとわずか、朝晩は寒くなりましたね。エアコンで部屋を暖めることも多くなっているのではないでしょうか?
しかし、様々なものが値上がりしている昨今、電気代も気になるところですね。

エアコンの効きを良くするためには、家の断熱性能がとても重要です。

さてこの断熱性能を表す"等級"が、国土交通省により今年の4月と10月に、相次いで新しく施行されました。これは脱炭素社会への実現に向け、住宅の省エネルギー性能を一層向上させることを目的としています。
→詳細は、今月(R4.11月号)の「ひげ日記」へ

それまで一番上位等級は『等級4 (UA(富士市の場合)=0.87)』でした。

それを今年4
月には『等級5(=0.6)』を施行。
続いて、
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月には『等級6 (=0.46)』と『等級7(=0.26)』をさらに新設施行したのです。

※( )内の数字“UA値”をざっくり説明すると、『建物の熱の逃げやすさを表す数値』です。数値が小さい方が、省エネルギー性能が高いことを示します。
ちなみに
等級5(UA値0.6)は、「ZEH基準」と同じです→わたなべの家づくり>ZEH>ZEHのつくり方 ページへ
◆等級6(UA値0.46)は、『HEAT20』のG2グレ-ドと同じで、弊社はこれを標準としています→わたなべの家づくり>家づくりの基本姿勢 ページへ

国は、遅くとも2030年までに、省エネ基準を『等級5』に引き上げて適合義務化すること、新築戸建ての6割には、太陽光発電を設置するというロードマップを描いています。

つまり、今後新築を考えている方は、最低でも等級5の断熱性能を持つ家を建てておかないと、新築後またたく間に省エネ基準に不適合な住宅となり、資産価値を損なう可能性があるわけです。

建物の断熱性能を建てた後に改善するのには非常にコストがかかります。まずは高断熱化(高耐震化も)に費用を割きましょう。
もちろん家の省エネ性能や快適性は、断熱性能(UA)だけで決まるものではありませんが、これを無視しては快適な住宅にはなりません。
家を建てる際には、初期費用とランニングコストのバランスに配慮することが大切だと私は考えます。

 (株)建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏