今日は『富士弁講座』の第39回をお送りします。(心ほっこり平成30年9月号より)
はろ〜えぶりばでぃ。台風一過、日差しはまだまだ強いのですが、それでも日が落ちて、秋の虫の声を聞くと、「じゃすと あ りとる お〜たむ」小さい秋み〜つけた⋯と思う今日この頃です。
さて、今月の富士弁は『わんま〜』。
意味は「わがまま」。使い方としましては『ま〜ったく、あの親父は"わんま〜"で困るだよ!』とか、『そんな"わんま〜"なことばっか言ってるとどこにも連れてかにゃ〜ぞ!』なんて使い方ですね(笑)
「わんまん」という言い方もしますが、これは標準語の「ワンマン」と使い分けが難しいのです。標準語の「ワンマン」は、独裁者の意味で、「ワンマン社長」なんて使い方をしますが、富士弁の「わんまん」は「わんま〜」と同じく「わがまま」の意味なのです。
そういえば、沖縄弁で「あんま〜」というのもありました。あんま〜は「母親」という意味のようですが、私は"かりゆし58"が唄った「アンマー」と言う曲が大好きで、歌詞をじっくり聞いていると、いつも泣きたいような気持ちになる私です。
では又来月お会いしましょう。お楽しみに〜。しぃ〜ゆ〜あげいん♪
小川編集長から一言
私が仕事をお願いすると「もう〜欲しがり〜の、わんま〜だなあ〜」と、石川先生はこの富士弁を必ずこういう風に使います。"わんま〜"って、わがままと言うよりは、沖縄弁の"あんま〜"みたいに何となくほのぼのしていていい感じ。富士弁の中でも"わんま〜"は、私の好きな言葉の1つです。やっぱいいいですよね〜方言って♪ 先生が泣きたいような気持になるという”かりゆし58”の歌う「アンマ-」・・・思わずラインミュ-ジックでダウンロードして聞いてしまいました。じっくり聞いてたら私もなんか泣きそうになりましたよ~(´;ω;`)