先日、裾野市のF様邸の社内完了検査があったのですが、その時にちょうど「気密性能」を測る気密測定を実施していて立ち会う事ができました。
「気密性能」とは、家の隙間の小ささを表す性能の事です。日本ではこの「気密性能」を「C値」という数値で表します。
「C値」は、cm2/m2 という単位で表し、家の床面積に対してどのくらいの隙間があるのかを知ることが出来るというわけです。
家の中に設置した「気密測定機」です。 |
C=0.7cm2/m2と表示されています。 |
外はこんな感じになっていました。 |
このC値は、「2」を切ると高気密住宅と言われているのですが、今回F様邸は1を切り何と!「0.7」という数値が出ていました。
家の隙間が小さいという事は、家の中の空気が外に逃げにくいという事になります。
この気密性能の数値は、卓上の計算で求める事が出来なくて、実際に完成した建物に機械を設置して測定し、初めてその性能がわかります。
私は今回初めてこの気密測定の機械を見ることができ、そして測定に立ち会う事が出来たのですが、あの家の中の空気を徐々に抜いて負圧になる感覚(ちょっとドキドキしました(笑))を味わい、そして、そして、何より「0.7」というすごい数字も見れて・・・本当に貴重な体験をさせてもらいました。(*^-^*)
建築部:小川 薫