小川 薫 自己紹介へ

【旬を食べよう《8月》】

2024/08/15(木) 日々のこと情報発信

■冬瓜(とうがん)

「冬の瓜」と書くものの、実は夏が旬の冬瓜(とうがん)。冬まで保存がきくことから「冬瓜」と書くようになったとか。みずみずしくとろとろの食感が特徴で、煮物やあんかけ、ス-プなどでおいしくいただけます。ビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富なほか、脂肪の蓄積を抑えたり免疫細胞を活性化したりする働きがあるサポニンが含まれています。ビタミンCやカリウムは水に溶けやすいので、栄養を効率よくとるには煮汁ごといただきましょう。

「冬瓜」なのに夏が旬の夏野菜というのも不思議な野菜ですよね。私は「瓜」はどれも好きでこの冬瓜も大好きな瓜の一つです。冬瓜と鶏ひき肉のそぼろあんかけなんて、エンドレスで食べれそう♪インド原産で中国経由で日本にきた野菜で、奈良時代の文献に記載があるといいますから古くから食べられていたようです。
白く粉をふいているものが完熟のしるしだそうですので、選ぶ時は白い粉が均一にふいていて表面にシワがなく、ずっしりと重いものを選んでください。

『冬瓜は大名にむかせろ』と昔の人は言いました。それは皮を厚くむいた方が味が良いとされる瓜は、物をケチケチしない大名にむかせると皮を厚くむくので具合がいいというわけです。私はどちらかというと野菜全般、皮ギリギリにむくケチケチタイプですので、これからは冬瓜の皮をむくときは大名になってむこうと思います!(^^)!      心ほっこり編集室:小川 薫