■キチジ(キンキ)
目が大きく赤色のキチジは、高級料亭やレストランなどで使われる事が多い高級魚です。
北海道から東北の太平洋沿岸に多く、秋から冬にかけて脂がのってもっとも美味しくなります。生活習慣病予防効果があるといわれる「不飽和脂肪酸」が多く、コレステロ-ルを下げたり血液をサラサラにする効果が期待できます。
クセのない白身はどんな料理にも合うので、新鮮なものは刺身や握りで、また煮付けやアクアパッツァなど色々楽しみましょう。干物も絶品です。
キチジは別名「キンキ」。どちらかと言うと”キンキ”の方が知名度が高いような気がするのですが・・・。カサゴ目メバル科キチジ属だというキチジ。水深100m~1500mに生息する深海魚です。オキアミやエビなど赤い甲殻類を食べているので、キチジの体色は赤いのだそうです。
そして名前の由来は、体色が黄色がかった血のような色をしている事から「黄血魚(きちじ)」。
金目鯛とちょっと似ていますが、金目鯛は一尾1200円位なのに対し、キチジは一尾3500円位と3倍近くお高い高級魚。
そうそう!ちょっと余談になりますが、金目鯛は名前に鯛が付いていますが、鯛の仲間ではありません。キンメダイ目キンメ科という深海魚なのです。 心ほっこり編集室:小川 薫