今日は『富士弁講座』の第15回をお送りします。(心ほっこり平成28年9月号より)
はろ~えぶりいばでぃ。
「暑さ寒さも彼岸まで)昔の人が言ったこの言葉をひたすらすがるような気持ちで信じて、何とか秋分の日までは、お彼岸までは…と思ってがんばってはいるものの、相変わらず太陽は威張りまくり、残暑の厳しい日が続いております。
さて、15回目の富士弁講座は「ぼっこ」。
ぼろい、ぼろ布、ぼろ着、廃品、ポンコツとか言った意味で使います。これを形容詞にすると「ぼっこい」とか「ぼっけえ」となるわけです(笑)「お前の自転車"ぼっけえ"なぁ〜いつまでそんなのに乗ってんだよ〜!」などと使います。
調べてみると、京都弁では「すぼっこ」→ぶあいそうな、土佐弁では「ぼっこな」→危険を伴うような事を思い切ってする様子、北海道弁だと「ぼっこ」→棒といったように地域によってこれだけ意味が変わってくると言う、不思議な方言です。
大きな声では言えないここだけの話ですが、「あそこの嫁さんはぼっこいなぁ」などと、顔がちょっと残念だったりする場合にも使える便利…いや、いや!違った!失礼な言葉でもあります(汗)
では、来月もお楽しみに〜。しぃ~ゆ~あげいん♪
小川編集長から一言
石川先生は、この「ぼっこ」を…結構よく使います。もちろん「ぼっけえ」と言う形容詞ですけどね(笑)チーム沼津の私もこれは時々使いますが、さすがにさすがに「ぼっけえ」は…ねぇ…汗♪ぼろは着てても〜心は錦〜♪