■寒じめほうれん草
厳しい寒さの中で栽培された、葉がちぢみ、厚くなった「寒じめほうれん草」。「ちぢみほうれん草」とも呼ばれます。糖度やビタミンを蓄えながら、100~120日かけてじっくりせいちょうするため、糖度は8度以上と甘みたっぷり。
ビタミンA・Cや葉酸、目の健康維持に有効なルテインも豊富に含まれています。葉がやわらかく、アクが少ないので下茹で不要で、さっと炒めるだけでも美味。さっとゆでてサバ缶などと合わせるのもおすすめです。
一般的なほうれん草が美味しい時期は9月~4月にかけて。でも「寒じめほうれん草」は12月~2月の間だけ採れる期間限定ものです。前にテレビで人参・キャベツ・白菜・大根を雪の下で育てているのを見たことがあります。”雪中大根”を食べて「フル-ティ-で梨を食べてるようだ」とか、”雪中白菜”は「甘くてまるでフル-ツ」と言っていました。雪下人参も有名ですよね。なかなか手間がかかる大変な雪中野菜ですが、寒じめほうれん草を含めそそられます♪(*^-^*)♪それにしても、大根が梨・・・ホントでしょうか?(笑)
P・S:この今月の旬で知った『寒じめほうれん草』を、先日山梨県に出掛けた時に道の駅で見つけて買ってみました。さっそく茹でておひたしにして食べたのですが、本当にクセが無くて美味しかったです。特に根に近い部分が甘くて最高♪ほうれん草は鉄分も多いので食べた方がいい野菜だとはわかっていても、あの独特のアクというか、鉄臭さが苦手だったのですが、これはまったくそういうのがなくて肉厚なので食べ応えもあり、大好きな野菜の一つになりました。心ほっこり編集室:小川 薫