10月中旬、美ヶ原高原にドライブに行ってきました。富士からは、新東名→中部横断道→中央高速を使い、3時間ちょっと道のり。
先ずは岡谷ICから美ヶ原に上り、ビーナスラインを通って霧ヶ峰高原、車山高原、白樺高原、蓼科高原、蓼科湖へと、下ってくるドライブ計画です。
ビーナスラインは、言わずと知れた景観の美しい道路。
今年は夏が暑かったので、全国的に紅葉前線が例年より半月ほど遅い見込みとのことですが、標高2000mの美ヶ原から 1250mの蓼科湖まで、標高差もあるので、紅葉の変化も楽しめることも目的のひとつです。
幸いお天気にも恵まれ、美ヶ原では遠く富士山の姿も望めました。(←小さく富士山が写っているのがわかりますか??)
でも、流石に美ヶ原は寒かった〜
日差しは暖かいのですが、風が吹いているとダウンコートが欲しいくらい。ハイキングに来ている方々の装備を見て、自分の軽装を後悔…。これでも考えてきたつもりだったのですが、富士市とはまったく気温が違いますね。
下る途中、『八島ケ原湿原』に立寄りました。霧ヶ峰高原の北西部、標高1630mに広がり、国の天然記念物に指定されています。目の前に広がる景色は雄大そのもの。遊歩道も整備されています。今回初めて訪れましたが、次はこの湿原の散策を目的にぜひ再訪したいと思う場所でした。
ビーナスラインは、景観のよい場所には、必ず駐車場が設けられており、ゆっくり満喫することができます。
東山魁夷画伯の作品のモチーフとして有名な「御射鹿池(みしゃがいけ)」にも立寄りました。ガイドブックに、『燃えるような紅葉が湖面に映り込む「逆さ紅葉」は息をのむような美しさ』と紹介されていましたが、紅葉ベストシーズンには少し早かったようです。10月下旬頃が見頃なのでしょうか?朝もやがかかると神秘的な光景に出会えるそうなので、いつかまた機会があれば訪れてみたいと思います。
日本の四季が、どんどん二季節になっていると言われ始めています。過ごしやすい春と秋が短くなっているのですね。地球温暖化は、様々な要因が複雑に絡み合って起きていることだと思います。しかしこんなにも雄大で美しい季節の光景に出会うと、これらはずっと残していきたいと強く思います。
温暖化を少しでも食い止めるためにも、パッシブデザインや高気密・高断熱など、地球に負荷をかけない家づくりの大切さも再認識した旅となりました。
(株)建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏