先週の7月20日に、これから富士市水戸島で工事が始まる「とことん間取りにこだわった、安心できる居心地のいい家」ことI様のお宅の地鎮祭が執り行われました。この日はちょうど東海地方にも梅雨明けが発表され、まさに真夏の地鎮祭となったわけです。幸い、神主さんがテントを用意してくれて、その下で行ったので、直射日光は遮ることが出来ましたが、私の席は一番端で左半身にジリジリと直射日光を受けていました。神主さんもあの衣装でさぞ暑かったでしょう。神主さんの衣装は平安時代を思わせるようなものですが、当時の夏はどうだったんでしょうか?近年ほど暑くはなかったかもしれませんが、それでもあの衣装では暑かったでしょう。
気になってちょっと調べたところ、平安時代は結構暑かったらしいです。800年~1300年頃は「中世温暖期」と呼ばれ地球全体の気温が高かったらしく、京の都でも30度を超える真夏日が結構あったらしいです。そこで吉田兼好の言う「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へがたき事なり。」となるわけです。冬の寒さは重ね着や火桶と呼ばれる煖房でどうにか過ごせても、エアコンもない時代に夏の暑さだけはどうしようもなかったのでしょう。現代のパッシブハウスであれば高気密・高断熱で夏涼しく・冬暖かい快適な暮らしができるのですから、生まれた時代に感謝しましょう。
営業部 石川