今日は『富士弁講座』の第31回をお送りします。(心ほっこり平成30年2月号より)
はろ〜えぶりばでぃ。立春を過ぎたというのに、どこをどう探したら「春」を見つける事が出来るのでしょうか?皆様ご存知の通り私は冬が大の苦手⋯毎日体にギュッと変な力を入れて1日過ごしているので、タ方なるともうヘトヘトです((+_+))
さて今月の富士弁は『ちょちょる』です。
猫が、「猫じゃらし」や「ひも」等で遊ぶ時、前足でチョンチョンと引き寄せるような動きをする事です。
強いて標準語で言うとしたら"じゃれる"といったところでしょうか。又、「ちょっかい」を辞書でひくと『ちょちょる』と同じ意味でした。多分富士の方なら猫を飼った事のない人でも『ちょちょる』はわかると思われます。使い方としましては、「うちの猫が携帯電話の充電コードをちょちょって困るだよ〜」なんて感じですね。
「ちょっかいを出す」とか「じゃれる」は猫以外の動物や人間にも使う言葉ですが『ちょちょる』は猫以外に使っているのを聞いた事がありません。猫独特のあの動きを表すのにぴったりな言葉です。それにしても、我が家の愛猫プリンが『ちょちょる』時にツメを出すのは本当にやめてもらいたい!
では又来月お会いしましょう。しぃ〜ゆ〜あげいん♪
小川編集長から一言
「ちょちょる」⋯また今月も面白い富士弁が飛び出してきましたね。「うちの犬だって、おもちゃのロープとかをちょちょらせると飛びついてくるよ」と、私が言っても、その使い方は何かちょっとニュアンスが違うんだよ!と言われてしまうのです。
先生の"ちょちょる"こだわりは、あくまでも猫のあのちょっと丸めた前足が絶対に必要不可欠なようです(^_^;) う~ん・・・富士弁、奥が深い。