今日は『富士弁講座』の第42回をお送りします。(心ほっこり平成30年12月号より)
12月に入り、TVや街角でクリスマスソングが流れ始めました。子供の頃の楽しい記憶のせいか、オヤジになった今でもクリスマス〜正月という時期はなんとなくワクワクします。加山雄三のように「師走(しあわせ)だなぁ〜僕は君といる時が一番師走(しあわせ)なんだ」と寒いギャグなど飛ばしちゃったりして(^_^;)
さて、今月の富士弁は『ひっぽらかす』。「ほっぽらかす」はもう少し広いエリアで使われているようですが、生粋の富士っ子は『ひっぽらかす』と言います。意味は、放置する・投げ出す・ほったらかす・放り投げる・投げ捨てるというところです。
使い方としましては「大事なものをこんなところに、ひっぽらかしとくと、踏んじまうぞっ」とか、「お前は宿題をひっぽらかしといて遊んでばかりいやがって〜!」とか、「そこの雑草を引っこ抜いて、その辺に
ひっぽらかしといてくりょ〜!」なんて感じでしょうか(笑)
更に進化すると「ひっぽらかしといて」→「ひっぽらきゃ〜といて」となりますが、ここまでいくともうついて来れない方もいるでしょう(汗)どうやら富士の人は「ひ」が好きなようで、「ぶん投げる」の事を「ひん投げる」と言ったり、「しゃっくり」の事を「ひゃっくり」と言ったりしますね。それから何といっても「ひゃ〜」ですねぇ・・・「ひゃ〜」についての解説はまた改めて。
では又来年お会いしましょう。はぶ あ ぐっど いや〜♪
小川編集長から一言
今年最後の富士弁講座は、「ひっぽらかす」で締めくくりました。そうそう♪富士の人は、「その辺にひっぽらかしといてくんな〜」とか、よく言います(笑)それにしても、最後の「ひゃ〜」は気になりますねえ。だって、富士の人は「ひゃ~」をよく使ってますから(笑)さて、この富士弁講座も42回となりました。先生いわく、次から次へとどんどん出てくると。まだまだ続きますので、来年もこの富士弁講座をどうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m