■ししゃも
古くから日本人に馴染みの深い「ししゃも」。カルシウムやたんぱく質はもちろん、鉄分やビタミンB2、ビタミンDなどの栄養も豊富で、育ち盛りのこどもはもちろん、骨粗しょう症の予防にもぜひ摂りたい食材です。冷蔵庫から出して冷凍状態のまま焼けるので、常備しておくと便利。フライパンやオ-ブント-スタ-、グリルを使って表面をパリッと中はジュ-シ-に焼きましょう。皮目が香ばしく色づいて、脂がふつふつしてきたら焼き上がりです.
”ししゃも”は、「柳の葉の魚」を意味するアイヌ語のスス・ハム又は、シュシュ・ハモから由来しているというのが有力説。漢字で書くと「柳葉魚」です。(シュシュ・ハモ→ししゃも・・・何か可愛いアイヌ語ですね。)この”ししゃも”ですが、何と!世界中で北海道の太平洋岸のみに生息してるってご存じですか?でも日本の”ししゃも”は年間1000トン位しか漁獲量がなく、とても全国に出回る量ではありません。私たちが普段”ししゃも”と思って食べているのはほとんどが、カペリン(カラフトシシャモ)のようです。そう言われると、私は日本の本当の”本ししゃも”を食べた事があるのだろうか?多分・・・ないと思うのです。体格も、ウロコの大きさも、味も、そして何よりお値段も、まるで違うという”本ししゃも”・・・一度食べてみたいものです。 心ほっこり編集室:小川 薫