【クローズアップ現代「実は危ない!ニッポンの”寒すぎる”住まい」】(渡邉泰敏)
みなさん、こんにちは。渡邉です。
少し前になりますが、NHKのクローズアップ現代で「実は危ない!ニッポンの”寒すぎる”住まい」という番組が放映されたのをご覧になったでしょうか?
見逃してしまった方は、NHKのHPでも番組の概要が掲載されていますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4739/
家の温度が低いと健康寿命を短くしてしまうことは、このブログでもたびたび取り上げてきましたが、今一つ切迫感をお伝えできていないと常々もどかしさを感じていました。
番組では『冬の室内の温度について、WHO=世界保健機関では、最低でも18度以上にすることを強く勧告しています。ところが日本ではその基準を満たしているのは4つの道県のみで、全国のほとんどの地域では下回っていること、そして家の寒さが健康にどんな影響を与えるのか。』命にかかわるリスクとその実態をわかりやすく伝えていました。(ここの静岡県も下回っていました!)
『日本の住宅の9割が20年前の断熱基準すら満たしておらず、部屋を暖めても窓から熱が逃げてしまう』こと。日本の家特有の寒さのリスク。番組ではこれを『(家の)あちこちに寒さのわなが仕掛けられている』と表現していました。
『18度は、最低ラインで、22度から24度くらいが適切であること』こと。『従来の生活習慣病は、生活環境病(外の温度よりも部屋の中の「住環境」)という捉え方も必要ではないかと考えられてきている』
そのほか番組では、
・断熱改修で暖かく 動き出した自治体
・命を守る工夫を 在宅医の呼びかけ などが紹介されていました。
見終わった感想は、NHKでも日本の家の寒さを取り上げてくれるようになり、時代も変わったなぁ…と嬉しかったです。では、本日はこの辺で。。。次回は、断熱改修でお役に立てる「驚きのリフォーム事業について」紹介したいと思います。
(株)建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏