■真鯛
縁起物として知られる鯛には多くの種類がありますが、一般的に鯛といわれるのは真鯛のこと。一年中ス-パ-に並んでいますが、春の産卵に向けて栄養を蓄える冬から春の時期は「桜鯛」と呼ばれ、最もおいしいといわれています。淡白な白身魚で、認知症予防効果が期待できるDHAや高血圧予防にも効果的なEPA、ビタミンB1やタウリンなどの栄養が豊富。頭の部分の骨にも栄養がたっぷり含まれているので、かぶと煮やあら煮などで丸ごと頂きましょう。
鯛という名前の由来は、平安時代「平魚(たいらうお)」と呼ばれそれが転じて「たい」となりました。鯛という漢字は、全国の周囲どの海でも周年とれることから「鯛」という漢字が当てられたようです。
”めでたい”に通じることからお祝いの席に欠かせないものとなりました。
春に漁獲される「桜鯛」→産卵終わって少し味が落ちる「麦わら鯛」→その後エサをたくさん食べて太った「紅葉鯛」と名前を変えます。なかなかネーミングもお洒落ですよね。ちなみに、イワシを常食している鯛よりも、エビを常食にしている鯛の方が味が良いそうです。そりゃそうですよね~・・・とは思いますが、私は鯛よりもエビの方が好きなので、鯛を常食しているエビがいたらそのエビを食べてみたいです~(笑) 心ほっこり編集室:小川 薫