今日は『富士弁講座』の第31回をお送りします。(心ほっこり平成30年1月号より)
はぴ〜にゅ〜いや〜。2018年がスタートしました。今年もこの『富土弁講座』ですが、戌年だもんで、おもしろい(尾も白い)富士弁を紹介していきたいと思います。
さて今年最初の富士弁は『くすがる』です。
脇の下などをコチョコチョっとする「くすぐる」とは全く関係ないのでご注意を。『くすがる』の意味は、「刺さる」です。
使い方としましては、「床に落ちてた画鋲を踏んだもんで、足の裏に"くすがっちゃった"だよ。」(床に落ちていた画鋲を踏んでしまったので、足の裏に刺さってしまったよ)とか、「焼き鳥は、串にくすがったまま食べた方が絶対にうまいら?」(焼き鳥は串に刺さたまま食べた方がおいしいよね?)といった感じですね。
"心をくすぐる"のは優しい言葉"心にくすがる"のは厳しい言葉なのです。う〜ん我ながらきれいにまとまりました。
今年も絶好調の予感(笑)では又来月お会いしましょう。。しぃ〜ゆ〜あげいん♪
小川編集長から一言
くすがる⋯誰が聞いても、「くすぐったい」という意味だと思いますよね〜。くすがる→刺さる⋯本当に富士弁って面白い♪私は時々串から箸ではずして焼き鳥を食べてしまうのですが、調べてみると、『焼き鳥を食べる基本中の基本は、串から取り外してはならぬ!そのままがぶりと食らいつくべし!』と書いてあります。⋯串に"くすがったまま"食らいつくべし!なのです。(笑)ちなみに私が一番好きな焼き鳥は「タレで焼いた”ねぎま”」です。何本でも食べる事出来る気がします。そうそう、豚でも牛でも馬でも串に刺して焼いたもの・・・いや串にくすがって焼いたものは、すべて”焼き鳥”というのだそうですね。