小川 薫 自己紹介へ

【旬を食べよう《1月》】

公開日:2025/01/17(金) 更新日:2025/01/14(火) 日々のこと情報発信

■晩生(おくて)みかん

9月から出荷が始まる温州みかんは、完熟の時期により「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」に分類されます。最後に出荷されるのが「晩生(おくて)みかん」で、12月末~1月にかけて収穫され、1~2か月貯蔵した後、2~3月に店頭に並びます。皮や袋が厚く、硬めで長期保存できるのが特徴です。食べにくそうですが、実を付けてから成熟するまでの期間が長いため味が濃厚。酸味とのバランスがとれたコクのある甘みを味わえます。

昨年の暮れに知り合いの西浦のみかん畑で初めて「みかん狩り」といういものしてきました。”寿太郎”という沼津市西浦のブランドみかんです。段々畑のようになったみかん畑に太陽を一杯浴びた寿太郎がキラキラ輝いてそれはそれは綺麗な風景でした。

切ったばかりの”寿太郎”は酸味が勝ってる感じでしたが、それでもやっぱり新鮮でみずみずしくて美味しかったです。
「晩生(おくて)」という言葉、こういう字を書き農作物がゆっくり育つことを「晩生(おくて)」というのだと、初めて知りました。
私はみかんを食べ始めると延々と食べる癖があり、この時期手の平は何気に黄色味をおびてる感じがします。でもこのみかんのおかげで体の免疫力が高くなっているからか冬はあまり風邪をひきません。極早生や早生のみかんも皮が薄くて大好きですが、自称みかん博士の小川としましては本当に濃くて美味しいのは絶対にこの「晩生(おくて)みかん」かなと思っております。  心ほっこり編集室:小川 薫