石川 定 自己紹介へ

【富士弁講座 -第57回-『~もしん』】

公開日:2025/03/25(火) 更新日:2025/03/19(水) 日々のこと

今日は『富士弁講座』の第57回をお送りします。(心ほっこり令和2年3月号より)

 富士弁講座『~もしん』

 はろ〜えぶりばでぃ。昔は医療系以外の仕事で、マスクをしたままお客様と話すのは失礼な感じがありましたが、今はそうでもないようです。特に今年はコロナウィルスの影響で。先日のスポーツニュースでの東京マラソンのコーナーでは、女性アナウンサーが解説者にコメントを求める場面があり、質問に答える解説者はマスクをしていないのに、女性アナウンサーは、マスクをしたまま話をしているという微妙なシーンを見かけました。これは解説者に失礼にはあたらないのでしょうか?

さて、今月の富士弁は「〜もしん」です。

動詞の後に付けて「〜しないだろ」「〜しないくせに」という意味になります。「せっかくチケットあげても行きもしん」(せっかくチケットあげても行かないじゃないか!)とか、「やるって言ったのにちっともやりもしん」(やるって言ったのにずっとやらないじゃないか!という使い方です。
 
ここで気を付けたいのは、前につく動詞は連用形ということ。連用形とは「〜ます」を付けた言い方で「行きます」「見ます」「食べます」となるので「行きもしん」「見もしん」「食べもしん」となるわけです。未然・連用・終止・連体・仮定・命令って国語で習いましたよね?覚えてます?
 
では又来月お会いしましょう。しぃ〜ゆ〜あげいん♪
 

小川編集長から一言
「未然·連用・終止・連体・仮定・命令」・・・懐かしい。は〜るか昔に国語の授業でそんな事を習った記憶がかすかにあります。覚え方は、「ないうよう ますたて まる とき ば びっくり!!」だそうですよ。未然=ない・う・よう、連=ます・た・て、終止=。(まる、句点)、連体=とき、仮定=ば、命令=!(っくり)⋯頑張って覚えたってどうせ役にたちもしん、だから別に覚えなてもいいかもしんない・・・あれ?”かもしんない”は「もしん」とは別物?無関係?(笑)
約5年経った今、先生の文を読み返してみますと、マスクの話・・・何か懐かしい感じがします。先生がこれを書いていた頃からすぐ、どこを見まわしてみてもマスクだらけの異様な世界になったんですよね(-_-;) 今はマスクからは解放されましたが・・・本当に大変な時を皆で過ごしてきました。
 

『心ほっこり』とは、弊社が毎月発行している 月刊ニュースレターで、家づくりのお得な情報から生活情報、スタッフ手書き(本音がチラホラ??)などなど様々なコーナーがあります。

 『富士弁講座』は、平成27年7月号-Vol.101-より新コーナーとして連載が始まり、令和6年ですでに100回を超える大人気コーナーに成長しています。

最新号をHPでも掲載しておりますが、このブログでも少しずつご紹介させていただきます。掲載時の時事ネタなども話題にされており、「そう言えば、あの頃そんなことがあったよね」と懐かしみながらお読みいただければ幸いです。 

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