■ロマネスコ
先がとがったブロッコリ-のようなカリフラワ-のような特徴的な形の「ロマネスコ」。変わった形をしていますが、淡白な味で、ブロッコリ-やカリフラワ-と同じように色々な料理に使えます。小房分け、塩一つまみを入れた熱湯で1~2分茹で、サラダやバ-ニャカウダ-などで味わいましょう。シチュ-に入れたり、アンチョビやベ-コン、パプリカなどと炒めたりするのもおすすめ。ロ-カロリ-でビタミンCやカリウムなどの栄養もたっぷりです。
「ロマネスコ」は色合いはカリフラワーが白、ブロッコリーが濃い緑なのに対して、中間のライトグリーン。味はブロッコリーに近く、食感はカリフラワーのようにコリコリしており、全てがブロッコリーとカリフラワーの中間の存在となっています。日本では「カリブロ」とか「カリッコリ-」とか呼ばれたりしますが・・・やっぱり「ロマネスコ」がローマ生まれ!という感じでかっこいいですよね。
このトゲトゲした幾何学模様は『フラクタクル』と呼ばれます。フラクタクルとは、どれほど拡大しても同じ形状を持ち続ける幾何学模様のこと。(元となる図形のある部分を切り取っても同じ図形が現れこれが永遠に続いていくような形)代表的なものは雪の結晶。この模様は私達の前頭葉に何らかの刺激を与え、少しゾワッとしたり、安らぎを覚えたりするのだそうです。私はゾワッ!の方が強いような気がするのですが、今度買って食べる前にじっくり見て、本当に安らぎを覚えるのか試してみようと思います。調べれば調べるほど、ひまわりの「フィボナッチ整列」にも従っているこの植物の不思議さに夢中になってしまった小川です。 心ほっこり編集室:小川 薫