渡邉 泰敏 自己紹介へ

【今年一年を振り返って】

皆さんこんにちは、渡邉です。

今年も残すところあとわずか、歳を重ねると1年があっという間に過ぎていきますが、今年一年の住宅関連の出来事を振り返ってみると、主に次の3つが浮かびます。
(1)住宅の建築価格高騰
(2)フラット35の金利上昇
(3)断熱性能の上位等級施行 

(1)の建築価格の高騰は、木材原油の、いわゆる3つのショックが影響し、各種建材や、住宅設備機器が軒並み値上がりをしたからです。
値上げが続いているのなら、値下がりするまで住宅建築を待とうと思うかもしれませんが、この先値下げの可能性は極めて低く、人件費も含め全てが上昇傾向にあると予想されています。 

(2)の金利については、今年5ヶ月連続で上昇しました。この先も金利上昇が続くのでしょうか?結論から言うと、日銀が今年4月金利の上昇を抑える方針を決めたので、大きな上昇は無いと予想されています。したがって、円安、インフレだからと言って、住宅ローンの借り換えの心配は不要でしょう。 

 注)この記事を執筆後、日銀黒田総裁の実質利上げともとれる発言がありましたので、今後の金利については注意深く見守りたいと思います。

(3)断熱については、先日のブログ(『断熱等級5時代の到来』)に詳細を書きました。

十数年前から、省エネ住宅について勉強を重ねてきている弊社から見れば、適合義務化といってもまだまだ甘い数値ではありますが、少しはましになったと感じています。 

断熱性能を無視しては快適な住宅にはなりません。もちろん、断熱性能だけで、家の快適性が決まるわけではありませんが、必要な性能を確保しながら、初期費用とランニングコストにも配慮した住宅にすることが大切です。
弊社がお勧めするのは『地震に強く住む人と地球にやさしい家〜快適で省エネのエコハウス〜』です。

 今年弊社は、コロナ禍にもかかわらず、多くの仕事をいただき、充実した1年を終えることができそうです。
これもひとえに、弊社に仕事を依頼してくださったり、お客様をご紹介くださったりする多くの方々のおかげだと、心より感謝しています。 

本年も1年間本当にお世話になりました。来年も「建築工房わたなべ」をどうぞよろしくお願いいたします。それでは皆様良いお年を!

(株)建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏