皆様こんにちは、渡邉です。
昨日3月24日、経済産業省より2021年度のFIT買取価格及び再エネ賦課金単価が発表されました。
■住宅用太陽光10kw未満の余剰電力買取単価は19円/kwh
本年度の21円/kwhから予想通り2円下がって19円/kwhと発表されました。
太陽光発電設備の設置費用もかなりさがりましたので、買取価格19円/kwhで、電気料金が現在のままでもFIT制度による10年間の固定料金買取期間で十分元はとれます。
実際には今後も電気料金は上がり続けると予想されますので、南面屋根が有る方には太陽光発電の設置をお勧めします。
■再エネ賦課金単価、来年度は3.36円/kwh
正確には、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」といいます。これは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)※」によって電力会社等が買取りに要した費用を、電気の使用量に応じて、電気料金の一部として、電気を使用している人が負担するという制度です。
平たく言うと太陽光発電設備等を設置した人達がもらう費用をみんなで負担するという制度です。
※太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーにより発電された電気を一定期間・固定価格で電力会社等が買い取ることを義務づけた制度です。
例えば住宅で10kw未満の余剰電力買取は期間10年と決まっています。
2012年度、0.22円/kwhだった賦課金単価は毎年上がり続け、本年度は2.98円/kwh、来年度は3.36円/kwhとなります。
これは家庭で月に300kwh使った場合に、2012年度月額66円だった負担金が来年度は月額1,008円となるということです。
太陽光発電等再生可能エネルギーによる買取単価は毎年さがっていますが、賦課金はまだまだ年々増え続けていくと思います。
仕方無い事ではありますが、できるなら払うよりもらう側に回った方が得ですね。
南向きの屋根が有る等、太陽光発電設備の設置等元が取れるか気になる方は、シミュレーション等無料で行っておりますので、気軽に弊社までお問合せください。
㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏