日が暮れるのがだいぶ早くなってきましたね。まさに、秋の夕日はつるべ落としです。
現場をまわって会社へ戻る道すがら、西の空が暮れていく様子を車を運転しながら眺めていたら、ふと高校時代のことを思い出しました。
私は高校が御殿場だったのですが、御殿場では年に数回富士山頂に日が沈むのを見ることができます。
いわゆる『ダイヤモンド富士』です。
そしてその時間に御殿場線に乗車して沼津方面に向かうと、一度沈んだ太陽が、また富士山か登ってくるというレアな体験をすることができるのです。ああ懐かしい・・・。
その昔、平清盛が手に持っていた扇を一振りし、西に沈みかけた太陽を招き返し、無事に工事を一日で終わらせたという日招き伝説というものがあるようですが、現場監督の自分も「ここぞ!」の時にはこんな力を使ってみたいものです。
調べてみたら、御殿場市のホームページでも“御殿場の魅力”と題して、『ダイヤモンド富士』を紹介しており、『ダイヤモンド富士観望会』というものを市役所で催しているようです。
ただ、御殿場でダイヤモンド富士が見られるのは、どうやら5月から6月くらいのようです。
これから冬にむかって『ダイヤモンド富士』が見られるようになるのは、御殿場より上の山中湖方面のようでした。
でももし機会があったら、実際に「日はまた昇る」が見られる御殿場線・・・ぜひ体験してみてください。 建築部:新井隆元