今日は『富士弁講座』の第46回をお送りします。(心ほっこり平成31年4月号より)
はろ〜えぶりばでぃ。先日、36年振りに、小・中学校の同窓会に出席してきました。思っていたよりも皆あまり変わっていなくてびっくり。ここ富士市も桜の花が満開に咲いていますが、私は同級生と昔話に花を咲かせて来ました。でも、話していて思ったのは、皆最近の事よりも昔の事をよく覚えていて⋯皆んな、年とったなあ〜つくづく感じました(笑)
さて、今月の富士弁講座は『たこる』。
意味は皆さんご存知かと思いますが「さぼる」です。
使い方は「お前、昨日部活、たこったら?」(お前、昨日、部活さぼっただろ?)とか、「仕事をたこって何やってただ?」(仕事をさぼって何をしていたんだい?)という感じです。語源は、怠る(おこたる)が変化したものではないかと推測されますが、どうやらそう古い言葉ではなく歴史は浅いようで、若者達の間で流行した言葉らしいのです。
ですから、あまり年配の方だと使った事がないようです。新しいと言っても、少なくとも40年前には使っていたし、死語にならず定着もしていますしね。そもそも、標準語として使っている「さぼる」もフランス語の「サボタージュ」を語源として大正時代につくられた造語だという事ですから「たこる」も方言として今後も使われていくでしょう。
では又来月お会いしましょう。しぃ〜ゆ〜あげいん♪
小川編集長から一言
「たこる」は我々"チーム沼津"もよく会話の中で使います。若者言葉・・・最近私が気になっているのが「あり、よりのあり」→それはつまり最高にありって意味だそうで。なしよりのあり→それはないと思ったけどやっぱりあり。ありよりのなし→いいかな〜と思うけどやっぱりなし。なしよりのなし→全然可能性を感じない、論外。・・・あれ〜(汗)何かわかったような、今一つよくわからないような((~~:))。
それよりも、「それ、マジで言ってんの?」→「それマ?」の方が簡単でずっと使いやすい。いいわ〜それマ?
※このコメントを書いたのが平成31年4月・・・5年前のことです。そうですかぁ、その時は「それマ?」が若者の間では流行っていたんですね。もう忘れてました。最新の若者言葉を調べてみましたら、「ハオ(好きという意味)」とか「てぇてぇ(尊いということ)」、「ユザネ(ユ-ザ-ネ-ム)」、「プルい(唇がプルプルの状態)」などがあげられていました。・・・すべて使った事なし!なしよりのなし!です(笑)←2024年4月現在の小川でした~。