■そらまめ
さやが空に向かって伸びる姿から「空豆」、さやが蚕の繭に似ていることから「蚕豆」と漢字で表記されるソラマメ。亜鉛や鉄分、ビタミンやたんぱく質、食物繊維など、必要な栄養素がまんべんなく含まれている栄養満点の野菜です。
さやから取り出した豆を塩ゆでにして食べるのが一般的ですが、さやのまま焼いて中の豆を食べるのもおすすめ。
サラダやス-プ、和え物、天ぷらなどにするものいいでしょう。さやから出すと鮮度が落ちるので、調理する直前にさやから出しましょう。
さやの中にあるフワフワした白い綿は、若い実を寒さや乾燥から守る働きをしています。「そらまめ」のベッドですね。収穫まで約半年という長い期間を要する上に、収穫回数もごくわずかなので農家泣かせの野菜のひとつ。収穫時の早いそらまめはサヤの中の豆の爪の部分である「お歯黒」の色は緑色で、その頃は薄皮も柔らかく保たれています。旬の終わりや実が熟していると文字通り「お歯黒」のように黒くなり同時に薄皮も固くなので、さやから出して売っていたら黒くないのを選ぶ方がいいみたいです。茹でる時は「お歯黒」をはがし薄皮付きのまま茹でるのがコツ。この今月の旬で空豆の爪の部分を「お歯黒」と呼ぶ事を初めて知りました!(^^)! 心ほっこり編集室:小川 薫