これから始まるO様邸の敷地は「埋蔵文化財包蔵地」内ということで、工事の着工前に市の担当者立ち合いのもと、敷地内を掘って歴史的資料となるようなものの有無を確認しなくてはなりません。
2月25日(金)の朝から役所の人、3人立ち合いのもと大容建設の鈴木さんに指示された場所を掘ってもらいました。
巾1.5m×長さ4m×深さ1mとなかなか大きな穴です。結果は・・・何も出てきませんでした。
この敷地の付近は奈良時代から平安時代の住居跡やそこで生活していた人たちの日用品などが出てくるようです。
かつて1000~1200年前ころには役場があって現場付近は位の高い人たちが生活していた一等地だったと、市の担当者さんが教えてくれました。
通常は、なんか貴重なものが出てこないかなぁ、と思うところですが、資料になるようなものが出てくると、現場調査のため工事がスタートできないので監督としては何も出てこなくて正直・・・ほっとしました。
来週から、予定通り着工できます。ちなみに市の担当者さんに「もし、金銀財宝が出てきた場合それは誰のものになるのでしょうね。」と聞いたところ。
①まずは警察に届けます。
②持ち主が現れない場合(普通あらわれない)それは国民の物ということで博物館とかに渡します。
③地主の先祖の書面などで、そこに埋めたなどという記録があれば、その土地の人のものになるかも。
ということでした。あくまでも個人の財産は土地から上のものであって地面から下は誰の物でもない。という見解だそうです。ふ~んって感じです。 建築部 新井隆元
埋蔵文化財試掘確認調査-1 |
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