2012年8月:【平成24年度の補助事業】

 皆さんこんにちは、渡辺です。ロンドンオリンピックの熱い戦いで寝不足の上、連日の暑さで、Yシャツも汗でぐっしょりになり、汗かきな私には厳しい毎日が続いています。事務所に居ることの多い私がそんなことを言うと、現場で頑張って仕事をしてくれている職人さん達に申し訳ないので、お盆休みまでもうひと頑張りしたいと思います。

■「地域型住宅ブランド化事業」採択決定

 さて弊社を含め静岡県内の工務店5社で結成している「静岡パッシブデザイン・パ-トナ-会」の提案が、「平成24年度地域型住宅ブランド化事業」に採択されたと国土交通省より発表がありました。

 これは、『地域資源を活用して地域の気候・風土に合った良質で特徴的な「地域型住宅」の供給に取り組むことを支援し、(中略)地域における木造住宅生産・維持管理体制の強化を図り地域の住文化の継承及び町並みの保全や森林・林業の再生等に寄与する』ことを目的としています。なんといっても今回採択された中でも最小のたった5社の工務店グル-プの提案が評価され、そして採択されたのですから、ちょっと嬉しくそして誇らしい驚きでした。

その他にも弊社の所属する「富士山木造住宅協会」と「木の家プレミアムパ-トナ-会」の提案も採択されました。いずれも補助額は最大120万円です。

■「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」

 実はあとひとつ採択の発表を待っているものがあります。「住宅のゼロ・エネルギ-化推進事業」というものです。『住宅の省エネを更に促進するために、躯体と設備を一体化したゼロ・エネルギ-住宅の取り組みを公募して、整備費等の一部を補助(最大165万円)する』というものです。こちらの採択結果の発表は当初7月末を予定していたのですが、どうやらずれこんで8月10日頃になるようです。

 個人的には新築で太陽光発電の設置をお考えの方には、こちらの補助事業の方が圧倒的に金銭的メリットがあると思っています。太陽光ありきで建築的な工夫はほとんど評価されない点は不満ですが、その点は次回に期待したいと思います。

 こちらはグル-プではなく弊社の単独提案となっています。私の個人的な見解ですがいろいろな方の意見を聞いてみると弊社の提案は採択されそうな気がします。問題は何棟分採択されるかということです。

 いずれにせよ、お盆開けには結果が出ていると思います。棟数の制限があると思いますので、この補助事業に興味のある方はお早めに弊社までお問い合わせ下さい。

皆さん、暑さもまだしばらく続きます。今年も節電の夏ではありますが、無理をして体調を崩したりしないよう注意してください。
それではまた来月お会いしましょう。

㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏