2011年6月:【今ならまだ間に合う補助金】

(1) 住宅エコポイント対象期間短縮
 住宅エコポイントとは、エコ住宅を新築、エコリフォ-ムをされた方に対して一定のポイントを発行し、これを使って様々な商品との交換や追加工事の費用に充当できる制度です。

 例えば、サッシの交換や内窓の追加、外壁や天井の断熱改修、これらと同時に行うバリアフリ-改修、節水型トイレや高断熱浴槽、太陽熱温水器の設置等で最高32万ポイント(32万円)が貰える制度です。また、3月29日以降は、東日本大震災の義援金としても交換できるようになりました。

 ところが、5月13日に突然、この「住宅エコポイント」の工事対象期間を短縮するとの発表がありました。これまでは、本年12月末までに着工した工事が対象となっていましたが、これを5ヶ月短縮し、本年7月末までに着工した工事に対してのみポイントを発行することとなりました。

 新築でもリフォ-ムでも使えるこの制度は昨年末から、申請が大幅に増えているそうで、予算枠の2400億円に達する見込みとなったため、駆け込みも考慮してこのタイミングでの対象期間短縮を決めたそうです。リフォ-ム等をお考えの方は早めに検討を行い、7月末には工事に着手してエコポイントの申請を行いましょう。特に内窓設置はお手軽で工事も簡単、更にポイントも多いのでお勧めです。

 また2階天井裏への断熱材敷設は冬の寒さ対策だけでなく、夏の暑さ対策にも有効なので、是非検討してください。エコポイント申請のためのわずらわしい書類作成も弊社にて行いますので興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

(2)長期優良住宅普及モデル事業補助金
 新築で200万円補助の「長期優良住宅先導的モデル事業」については、この「ひげ日記」でも予想した通り、昨年度で終了してしまい、新年度は新築物件は対象外となってしまいました。

 本年度使えるのは100万円または120万円補助の「木の家整備促進事業(長期優良住宅普及モデル事業)」ですが、この補助金につきましても、本年8月31日が補助金交付申請の締め切りとなっています。

 この補助金交付申請のためには、長期優良住宅の認定だけでなく、建築確認申請もおりていなくてはなりません。そう考えると、遅くとも7月末の契約でないと間に合いません。100万円補助の場合は、しずおか木の家推進事業(最大30万円)や富士ヒノキ地域材助成(30万円)との併用で最大160万円まで可能です。こうした大きい金額の補助金はおそらくこれがラストチャンスだと思います。

新築をお考えの方は是非活用してください。

 新建ハウジング発行の「住宅補助金はやわかりガイド2011」(全90P)をご希望の方にお送りさせていただきます。部数に限りがあります(30部)ので、ご希望の方は電話・メ-ル・Fax等で弊社宛請求下さい。

景気を落とさずに、究極の省エネルギ-社会をつくる一歩を「家庭(住まい)」から踏み出そうという、「Forward to 1985 energy life」運動。 先月号でもお伝えしたとおり、弊社では積極的にこの運動に取り組んで行きます。私もこれからの日本が進むべき道は、きっとここにあると思っています。弊社HP内に、この運動の専用ペ-ジを作成しました。

弊社HPをご一覧いただき(こちらから)、さらに興味のあるかたは弊社HP内のリンクボタンから「1985」の専用ペ-ジをご覧下さい

㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏