2012年4月:【南海トラフ巨大地震の衝撃】
こんにちは、渡邉です。皆さん、いかがお過ごしですか?やっとここ富士市でも桜が咲き始めました。
ようやく寒かった冬も終わり、いよいよ待ちに待った春の到来です。
■M9.1の巨大地震、富士市では震度7
さて、3月31日、国は富士川河口断層帯から日向灘まで続く南海トラフ沿いでマグニチュ-ド9.1の巨大地震が起こるとの想定を公表しました。地震の規模や津波の高さは東日本大震災に匹敵するものです。
市町村別の最大震度が7と予想されているのは、富士市、静岡市葵区、駿河区、清水区、他。震度6強と予想されているのは、富士宮市、沼津市、三島市、裾野市、他。
最大津波高は富士市で6.2m、沼津市で13.2mと予想されています。政府の地震調査委員会の長期評価では、東海地震は今後30年以内にマグニチュ-ド8.0程度で88%の確率で起こるとしていましたが、今回の南海トラフ巨大地震では発生確率は示されていませんでした。今回の推計は現時点の最新の科学的知見に基づき、最大クラスの地震・津波を想定したもので、次に起こる地震の予測ではなく、近い将来発生する恐れが高い訳でもないとしていますが、住まいの地震対策は早急にしておいた方が良いと思います。
■昭和56年5月31日以前(旧耐震基準)
昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅にお住まいの方は、まずは耐震診断を受けてみましょう。静岡県内の方なら、各市町村に申し込めば耐震診断を受けることが出来ます。この耐震診断には、一切費用が掛かりませんので、是非、専門家による無料耐震診断の申し込みをお勧めします。
その結果を見て耐震改修をするかどうか決めれば良いと思います。もし、耐震性能が低ければ耐震補強計画をたててみてはいかがでしょう。この補強計画にも上限9万6千円の補助金が県からでます。その上で耐震補強工事を行う場合は、更に県から30万円、ほとんどの市町村からも補助金が出ます。
富士市の場合は一般世帯で20万円、65歳以上の方のみの世帯の場合は更に20万円などというように、手厚い補助金制度があります。更に内窓設置などエコポイントと合わせて耐震改修を行った場合には、通常のエコポイント(30万ポイント)とは別枠で15万ポイントを受けることができます。
■昭和56年6月1日以降(新耐震基準)
昭和56年6月1日以降に建てられた住宅の場合は、残念ながら無料耐震診断やエコポイントの耐震改修の補助対象にはなりません。そこで、「心ほっこり」読者の方にプレゼントを企画しました。
弊社には「静岡県耐震診断補強相談士」が3名おりますので、限定3棟、静岡県の耐震診断と同じ内容を弊社にて無料で行わせていただきます。木造住宅にお住まいで、住宅の平面図をお持ちの方、先着3棟です。いますぐ、メールや電話にて、弊社宛「無料耐震診断希望」とご連絡ください。
■新築をお考えの場合
新築をお考えの方は、消防署や警察などの防災の拠点となる建物の基準である「耐震等級3」(建築基準法の1.5倍の耐震性)での家づくりをお勧めします。木造の場合でも鉄骨や鉄筋コンクリ-ト造の場合でも同じです。
是非、家づくりを依頼する工務店やハウスメ-カ-に「耐震等級3」でお願いしますと言ってください。
■家具の固定を行いましょう
また、リフォ-ムを行う方も行わない方も家具の固定は行ってください。特に寝室の家具は倒れないようにしっかり固定してください。この機会に非常用持ち出し袋の中身も確認しておきましょう。食べ物や飲み物の賞味期限は切れていませんか?是非確認しておきましょう。
耐震リフォ-ムを検討している方だけでなく、無料耐震診断の依頼の仕方がわからないなどの場合でも気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
最後にこの新聞に挟み込みさせていただいた私の動物占いについてひとこと。「コアラのなかのコアラ」ということのようですが、内容を読んでみるとほぼ当たっているような気がします。確かに、楽天家ですし、しきりたがりやだと思います。ただ好き嫌いは人一倍激しいって事は無いと思い ますが…。
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㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏