2025年03月:【住宅省エネ 2025キャンペ-ン】

皆さんこんにちは、渡邉です。3月に入り、日中は暖かくなり、朝晩の冷え込みも和らいできましたね。今回の「ひげ日記」では226日に専用ホームページが公開された、「住宅省エネ2025キャンペーン」について、その概要をご紹介します。

このキャンペーンは、国土交通省環境省経済産業省3省が連携し、新築・リフォームを対象とした4つの補助事業を通じて、家庭部門の省エネ化を促進するものです。4つの事業とは、「子育てグリーン住宅支援事業」「先進的窓リノベ2025事業」「給湯省エネ2025事業」「賃貸集合給湯省エネ2025事業」です。

ここでは、弊社の施工エリアで住宅の新築やリフォームを行う場合に適用される内容についてご説明します。
◇住宅を新築する場合◇

①子育てグリーン住宅支援事業
   (1)GX
志向型住宅(すべての世帯が対象:補助額160万円/戸
        断熱等性能等級6Ua0.46W/㎡・K)以上かつ一次エネルギー消費量の削減率は再エネ除き35%以上、再エネ含み100%以上。          ポイントは年齢制限無く、断熱性能は弊社標準仕様でクリアなので、太陽光発電設備と高度エネマネ(HEMS1)の設置です。

1HEMS(Home Energy Management System)は家庭内のエネルギー状況を「見える化」し、家電や電気設備を最適に制御するシステム。 政府は2030年までに全世帯へHEMS設置を目標としています。

 (2)長期優良住宅(子育て世帯等※2のみ対象):80万円/戸
     住宅等を除去(※3)する場合は+20万円

  (3)ZEH水準住宅(子育て世帯等※2のみ対象):40万円
   住宅等を除去(※3)する場合+20万円

2:18歳未満の子を有する世帯」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯」

3:新築する際、建替え前に住んでいた住宅を建築主等が除去する場合

 ②蓄電システム導入で追加補助

上記(1)~(3)のいずれにも、デマンド・リスポンス(DR4)対応の家庭用等蓄電池を導入すると、補助率1/3以内で追加補助。

4:電力需要を制御することで電力需給バランスを調整する仕組み。

◇既存住宅をリフォームする場合◇

 ①先進的窓リノベ2025事業(最大200万円/戸)
 一定の断熱性能を有する窓・ドアへの改修工事が対象で、工事内容に応じて補助金を交付。補助率は1/2相当。
 対象工事はガラス交換・外窓交換(カバー工法・ハツリ工法)・内窓設置・ドア交換(カバー工法・ハツリ工法)

 ②給湯省エネ2025事業

 高効率給湯器の導入(1戸につき2台まで補助)。

 ・ヒートポンプ給湯機(エコキュート):6万円~13万円/台

 ・電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機):8万円~15万円/台

 ・家庭用燃料電池(エネファーム):16万円~20万円/台

 ③子育てグリーン住宅支援事業

  ・Sタイプ:下記3つすべて実施(補助額上限:60万円/戸)
  ・Aタイプ:下記3つの内2つ実施(補助額上限:40万円/戸)

     ・開口部の断熱改修(ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換)

     ・躯体の断熱改修(外壁、屋根・天井、床など)

     ・エコ住宅設備の設置(太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、蓄電池等)付帯工事として子育て対応改修、バリアフリー改修、空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置等も対象

 ◇さいごに◇

住宅省エネ2025キャンペーンの公式サイトは公開されましたが、まだ準備中の項目が多く、詳細情報は今後順次発表される予定です。補助金を最大限活用するには、新築を検討されている方は、GX志向型住宅の160万円補助に加え、富士市なら「富士ヒノキの家」30万円「しずおか木の家促進事利用で合計200万円以上の補助金確保できます。リフォームを検討している方は、最大200万円(補助率約50%)「先進的窓リノベ2025事業」が最もお得だと思います。特に内窓設置+玄関ドア交換(カバー工法)は手軽オススメです。
給湯機の交換等を考えている方はこの機会を逃さずに「給湯省エネ2025事業」を利用しましょう。申請が始まったら(現在3月末から予定と記載有り)予算が上限に達すると受付終了となります。(最長でも20251231日まで)。気になる方は早めに弊社までお 問合せください。それではまた来月お会いしましょう

㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉 泰敏