2015年1月:【乙未(きのとひつじ)】
皆様、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり有難うございました。本年も皆様にとりまして、幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。さて、2015年最初の「ひげ日記」は、今年の干支(えと)について書かせていただきたいと思います。
■『干支(えと)とは?』
今年の干支は?と聞くと、「未(ひつじ)」と答える方が多いと思いますが、実はそれだけでは正しくないということをご存知ですか? 「干支(えと)」という字は「十干(じっかん)」の「干」と「十二支(じゅうにし)」の「支」からできています。
十干(じっかん)とは、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと) 十二支とは、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)
干支は十干の最初の「甲(きのえ)」と十二支の最初の「子(ね)」の組み合わせ「甲子(きのえね)」から始まり、「乙丑(きのとうし)」、「丙寅(ひのえとら)」…と続き、「癸亥(みずのとい)」まで60種類あります。
干支が一回りして同じ干支が巡ってくると「還暦」(60年)となります。今年、平成27年の干支は32番目の「乙未(きのとひつじ)」にあたります。
■乙(きのと)とは
いかに抵抗力が強くとも、それに屈せずに弾力的に雄々しくやっていくことを意味しているそうです。乙という文字は草木の芽が曲がりくねっている象形文字で、新しい改革創造の歩みは進めるけれど、まだまだ外の抵抗力が強いという意味で、いかなる抵抗や紆余曲折を経ても、それを進めていく気概が必要な年という事です。
■未(ひつじ)とは
未は“一”と“木”からなっていて、“一”は木の上層部分、つまり枝葉の繁栄・繁茂を表しますが、枝葉が繁茂すると暗くなることから、未を“くらい”とも読みます。未は昧に通じているので、暗く曖昧にしてはいけないということです。
■「乙未(きのとひつじ)」という年
なお障害が強く苦労する年であるが、それに屈する事なく弾力を保ち、繁栄する枝葉に昧することなく、枝葉は刈り取り、しっかりと根固めをすべき年ということのようです。
なかなか大変な一年という意味のようですが、来年に向けてしっかり根固めをするための大切な準備の一年と肝に銘じ、まじめに仕事に取り組み精進して行きたいと思います。本年も建築工房わたなべを宜しくお願いいたします。
最後に今年還暦を迎える昭和30年(1955年)生まれの有名人をご紹介します。伊藤蘭、所ジョージ、西城秀樹、郷ひろみ、世良公則、松山千春、明石家さんま、アグネス・チャンなどです。顔ぶれは私の青春時代のアイドル一覧と言った感じです。
それではまた来月お会いしましょう。
㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏