2024年12月:【『住宅関連大型補助金が閣議決定』】
「住宅関連大型補助金が閣議決定!!」
みなさまこんにちは渡邉です。12月に入り今年も残すところあと僅かとなりました。
富士市でも朝晩はかなり寒くなりましたが、日中はまだ暖かい日が多く本当に太陽に感謝です。
さて、11月29日に住宅の省エネ化支援強化に関する予算案(国土交通省・経済産業省・環境省連携)が閣議決定されました。
今月号のひげ日記はその内容についてご紹介させていただきます。ただし紙面の関係もあり注文住宅で弊社施工エリアに関する内容についてです。いずれも国会での補正予算成立が前提となります。
■省エネ住宅の新築 <子育てグリーン住宅支援事業(国土交通省・環境省)〉
◆GX志向型住宅(全ての世帯が対象): 補助額160万円/戸
下記1)及び2)に適合するもの
1)断熱等級6(UA値0.46以下)
2)1次エネルギー消費量削減率
35%以上削減(再エネを除く)
100%以上削減(再エネを含む)
ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅として超省エネ住宅区分を新設しGX(グリーントランスフォーメーション)型住宅としました。ZEH(UA値0.6)以上の断熱性能で太陽光発電を設置というイメージです。
◆長期優良住宅(子育て世帯等対象):80万円/戸
建替前住宅等の除却有は+20万円/戸
◆ZEH水準住宅(子育て世帯等対象):40万円/戸
建替前住宅等の除却有は+20万円/戸
※子育て世帯とは18歳未満の子を有する世帯又は夫婦のいずれかが39歳以下の世帯
■住宅の省エネリフォーム等
◆省エネ改修
1)高断熱窓の設置(先進的窓リノベ2025事業):最大200万円/戸、補助率1/2相当
ガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー工法)、外窓設置(はつり)など
2)給湯器 高効率給湯器の設置(給湯省エネ2025事業):最大20万円/戸
エコキュート、家庭用燃料電池(エネファーム)、ハイブリッド給湯機など
電気温水器や蓄熱暖房機の撤去を伴う場合には別途加算有り
3)開口部・躯体等の省エネ改修工事(子育てグリーン住宅支援事業): 最大60万円/戸
◆その他のリフォーム工事(子育てグリーン住宅支援事業):最大60万円/戸
ただし省エネ改修と併せて行うリフォーム工事に限る
◆開口部・躯体等の省エネ改修工事
Sタイプ:必須工事3種全てを実施:上限60万円/戸
Aタイプ:必須工事3種のうち、いずれか2種を実施:上限40万円/戸
※必須工事:①開口部の断熱改修、②躯体の断熱改修、③エコ住宅設備の設置
※付帯工事(必須工事を行った場合に限る):子育て対応改修、バリアフリー改修
■さいごに
新築ではなんと言ってもGX志向型住宅の補助額160万円/戸には驚きました。本文中ではZEH水準を大きく上回る省エネ住宅として超省エネ住宅区分を新設しGX型住宅としました。と記載しましたが、これは国交省発表の文章を掲載したものです。
個人的な意見ではこんな内容で160万円も補助なの?という感じです。太陽光発電は絶対イヤと言う方以外はこれがお勧めです。ZEHや長期優良住宅は普及が進んだという事で、かなりの減額となっています。
GX志向型住宅という言葉はグリーントランスォーメーション?私も馴染みがまったく無い言葉でした。
リフォームでのイチ押しは高断熱窓の設置です。その中でも手軽で効果絶大な内窓設置が一番のお勧めです。工事は既存のサッシの室内側に樹脂製の内窓を設置するだけです。つまり外壁やその他の部分をいじる必要も無く、設置工事もほぼ一日で完了します。
設置したお客様からはすごく暖かくなった。外の音を遮ってすごく静かになったと大好評を頂いています。
近年の補助事業は2050年カーボンニュートラルの実現に向けて住宅省エネ化の支援強化のためのものがほとんどです。こうした各種補助事業に関することはもとより、住宅に関するご相談はお気軽に弊社までお問合せください。
それぞれの補助事業のメリットやデメリットの説明、現地調査から見積りまで全て無料で対応させて頂いております。
最後になりましたが、みなさま本年も一年間大変お世話になり、ありがとうございました。来年も建築工房わたなべを宜しくお願いいたします。それでは、皆さま良いお年を!!
株式会社建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉 泰敏