2015年2月:【平成26年度補正予算】
皆さんこんにちは、渡邉です。
この間お正月だと思ったのにもう2月に突入ですね。建築工房わたなべの設立は平成2年2月15日、私の29歳の誕生日でした。今年の2月で満25年となります。
いろいろな事がありましたがなんとか26年目に突入です。お蔭様でとても忙しく仕事をさせていただいており、私はお正月休み以降一日も休めない状況が続いています。お客様あっての仕事ですので本当に有り難く感謝の気持ちで一杯です。
さて今月号の「ひげ日記」は、昨年末から今年の1月上旬に発表された、平成26年度補正予算の中から、木造住宅に関する部分を中心にご案内します。ただし、補正予算の成立(2月中旬頃予定)を前提とするものなので変更となる場合もあります。
■地域型住宅ブランド化事業の拡充
新築をお考えの方にお勧めの事業です。
(1)1事業者当たり補助限度戸数を5戸から10戸に引き上げさらに地域材を多用する場合に20万円を限度に加算できる制度も復活しました。ただし静岡県や富士市の補助金との併用はできません。
お得な使い方は富士市内に建築される方の場合は、100万+静岡県13万程度(使用する県産材の㎥数により異なります)+富士市30万=143万円。富士市以外に建築を予定されている方の場合は100万+20万(地域材分)=120万円の利用がお勧めです。弊社で建築している住宅は標準でこの補助金に必要な性能要件を満たしておりますので工事費を追加することなく、この補助事業の対象となります。
事業者あたりの補助限度戸数5戸という縛りで弊社では昨年全ての枠を使い切っていたのですが、なんと倍増の10戸に引き上げとなりますので、弊社もあと5戸申請できる事となりましたが残念ながら、2月1日現在すでにあと1枠しか残りがありません。
利用を検討されたい方はお早めに弊社へお問い合わせ下さい。
(2)店舗等の非住宅への支援 住宅に加え認定低炭素建築物など一定の良質な木造建築物の整備が新たに補助対象となりました。床面積1㎡あたり1万円を限度に補助です。住宅でなくても利用できることになったのです。
100㎡(約30坪)で100万円です。凄いと思いませんか?
■省エネ住宅エコポイント制度
住宅エコポイント制度の復活です。
(1)エコ住宅の新築(賃貸住宅を除く)30万ポイントの付与性能要件
a)一次エネルギ-消費等級4の性能を有する住宅
b)断熱等性能等級4の性能を有する住宅
c)省エネルギ-対策等級4の性能を有する住宅のいずれかに該当すれば30万ポイントです。
つまりエネルギー消費が少ない、断熱性能が高い住宅なら良いという事です。弊社で施工している住宅は標準でこの性能要件に該当しています。
(2)エコリフォーム(賃貸住宅でも可)
30万ポイント(耐震改修を行う場合は別途15万ポイント加算)
a)窓の断熱改修(ドアは対象外)
イ.ガラス交換
ロ.内窓設置
ハ.外窓交換
b)外壁・屋根・天井または床の断熱改修。
今回は部分断熱も対象です。各部位ごとに使用する断熱材の種類と㎥数で付与されるポイント数が決まります。
c)設備エコ改修
以下のエコ住宅設備の内、3種類以上を設置する工事が対象です。対象となる設備毎に必要な性能が決められていますが、それほど高性能を要求しているわけではありません。
イ)太陽熱利用システム
ロ)節水型トイレ
ハ)高断熱浴槽
ニ)高効率給湯機
ホ)設湯水栓
d)その他の工事等
a)、b)、c)のいずれかの工事とあわせて行う手すりの設置や段差解消、廊下幅の拡張、上記エコ住宅設備の内3種類未満を設置する工事、リフォーム瑕疵保険への加入などもさらにポイント付与の対象です。
今回の省エネ住宅ポイント制度は以前の復興支援住宅エコポイント制度と異なり、全てのポイントを商品券やプリペイドカードなどと交換可能(1ポイント1円)となっています。予算額満額の時点で終了となりますので早めの検討をお勧めします。また、従前のエコポイント制度を利用された方も新たにこの制度の利用が可能です。それぞれの工事に付与されるポイント数などはこの新聞内に別途記事を掲載させていただきましたので、そちらをご覧下さい。
■その他
住宅金融支援機構のフラット35Sの金利引下げ幅の拡大、長期優良化リフォーム推進事業(限度額:100万円)など。紙面の関係で書き切れませんがこの他にもあります。
このように何とも凄い補正予算が組まれましたので、新築やリフォームをお考えの方にはまたとないチャンスです。この新聞を読んでいただいている皆様にはこうした補助金を上手に活用していただきたいと思います。 各制度に関する資料も用意して有りますので興味のある方はお気軽にそしてお早めに弊社までお問い合わせ下さい。
それではまた来月 お会いしましょう。
㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏