2020年1月:【庚子(かのえ・ね)】

 皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり、有難うございました。

 2020年最初の「ひげ日記」は、毎年恒例となりました、今年の干支(えと)について書かせていただきたいと思います。

 今年の干支は?と聞くと、「子(ねずみ)」と答える方が多いと思いますが、実はそれだけでは正しくありません。 「干支(えと)」という字は「十干(じっかん)」の「干」と「十二支」の「支」からできています。

 2020年、令和2年の干支は「庚子(かのえ・ね)」にあたります。十干と十二支なので、10×12=120通りになるように感じますが、十干と十二支はそれぞれ奇数番目同士、偶数番目同士にしか組み合わせないので、60通りとなります。

 60歳を還暦と言うのは、ちょうど干支が一回りしたことを意味しているそうです。(干支については2017年1月号の「ひげ日記」で書いていますので、詳しく知りたい方は弊社HPでご覧ください。)

■ 庚子(かのえ・ね)の年

『庚子』の場合「庚:金の陽」「子:水の陽」で“相生(そうせい)”という関係です。

相生とは相手を強める影響をもたらすという意味だそうです。特に金生水といい、金から水が生じるイメージです。勉学や仕事、恋愛、健康などそれぞれが相互に影響をもたらし合います。なにかに行き詰まったときは全く別のものから活路を見いだせることもあるでしょう。十干十二支を植物で見た時、庚子は変化が生まれる状態、新たな生命がきざし始める状態なので、全く新しい事にチャレンジするのに適した年とも言えるでしょう。

2020年還暦を迎える有名人

2020年に還暦を迎えるのは、1960年(昭和35年)生まれ方です。

大場久美子、岡部まり、清水ミチコ、コロッケ、辻元清美、東ちづる、山田邦子、浅野ゆう子、美保 純、サンプラザ中野、黒木 瞳、氷室京介、佐藤浩市、岸本加世子などの方々です。サンプラザ中野や黒木 瞳も60歳なんですね。

また、国産インスタントコーヒーの発売、ダッコちゃんブーム、(腕や柱につかまり光線の加減でウインクする人形、550万個1憶円の売り上げ)流行歌は松尾和子・和田弘とマヒナスターズの「誰よりも君を愛す」、橋幸夫「潮来笠(いたこがさ)」、赤木圭一郎「霧笛が俺を呼んでいる」なども今から60年前のできごとです。

 2020年の気になるイベント

あくまでこの原稿を書いている時点の予定です。

・3月26日 東京オリンピックの聖火リレーが福島県からスタート。

・6月21日 全国で部分日食が観測。

・7月23(木)~26(日) 東京オリンピック開催にあわせ、通常は第3月曜日の海の日が変則的に23日(木)に、24日(金)がスポーツの日として祝日になり4連休になる。

・7月24日~8月9日 第32回夏季 東京オリンピック開催

・8月8日(土)~10日(月)が東京オリンピック閉会式にあわせ祝日が移動し3連休になる予定

・8月25~9月6日 東京パラリンピック開催

・10月10日 東京オリンピック開催で体育の日がスポーツの日として7月に移動したため平日になる予定。

 ■さいごに

 昨年も台風15号や台風19号をはじめ、自然災害の多い年でした。地球温暖化などの影響もあり、異常気象が増え、年々台風も大型化しているような気がします。地域で家づくりを行っている工務店としては、地震に対する備えはもちろん、暴風や豪雨に対しても仕様のレベルを上げることも必須だと思います。ただ、河川の氾濫や津波に対する対応には難しい事も事実です。

 河川や海沿いの方、海抜の低いところにお住まいの方は避難場所の確認などは最低限必要だと思います。令和2年も建築工房わたなべを宜しくお願いいたします。 最後になりましたが、本年も皆様にとりまして幸多い一年となりますようお祈り申し上げます。

それでは、また来月お会いしましょう!!

㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏