2020年3月:【新型コロナウイルス感染症対策】
皆さんこんにちは、渡邉です。
早いものでもう3月、富士市では暖かい日が多くなってきました。日中はYシャツにカーデガンで十分です。
さて、最近はTVやネットニュースでもイベントの中止や、どの都道府県で何人の感染者が出たとか、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話題ばかりで、日に日に怖い感じになってきました。
住宅業界でも、新型コロナウイルスの影響は多大にあり、2月中旬より、便器、IHクッキングヒーター、食器洗い乾燥機が受注停止となっており、納期の回答が出来ない状態となっています。
便器やIHクッキングヒーターが無いままだとお引き渡しをしても住むこともできないので、IHクッキングヒーターの納品が出来るまで、仮のIHクッキングヒーターを取り付けさせて頂き、暫くそれで我慢いただくようにお願いしたり、2か所のトイレの内1か所だけ機種変更していただきもう1か所は暫く待っていただくことにしたりなど、あの手この手で商品を探し、直近の引渡しのお客様分は何とか対策が取れ、少しほっとしました。
さて今月号の「ひげ日記」は、東京大学環境安全本部・黒田玲子さんの「新型コロナウイルス感染症 個人と会社の対策」という資料がとても分かりやすかったのでその資料を元にご紹介させて頂きたいと思います
■新型コロナウィルス感染症とは
ウイルス性の風邪の一種。
風邪とは、上気道(鼻からのどまで)の急性の炎症による症状(鼻水、鼻づまり、のどの痛み、発熱、頭痛、全身倦怠感)。
下気道(気管、気管支、肺)にまで広がり症状(咳、痰)が出ることもある。
原因の90%はウイルス、残りは雑菌。⇒悪化すると「肺炎」になることも。
症状:8割は風邪症状、一部で肺炎(5%はICU入院レベル)
治療:安静、水分・栄養補給。症状が辛ければ、対症療法(鼻汁を減らす薬、解熱剤などの使用)を行う。
高リスク者:感染した場合重症化する高リスク者は60歳以上(特に70歳以上)、免疫が下がるような薬を飲んでいる人、糖尿病・呼吸器疾患、心不全・腎不全などある人・妊婦 予後:ほぼ治癒、ICU入院5%弱、致死率0.7%以下(湖北省以外) 防御力:ワクチンは無
■通常の範囲でできること
・体調管理:十分な睡眠(目標8時間)、バランスの良い食事、適度な運動、節酒(1日あたり日本酒換算1合未満、休肝日)、禁煙
・感染防止策:しっかりとした手洗い、補助的にアルコール手指消毒剤使用、感染者の看護をする場合はマスク装着
・感染拡大防止策:風邪かなと思ったら
① 症状が改善するまで会社を休む
② 体温を朝夕測る
③ 咳エチケット(咳・くしゃみが出るときは、マスク装着、ハンカチや衣類(肘)で鼻・口を覆う)
・感染者を責めない:予防につとめても、一定の確率で感染する。敵は感染者ではなくウイルス。
■よくある疑問
①マスクの効果
今回の新型コロナウイルスは「飛沫感染/接触感染」でうつる。そもそも、マスクは感染者が少ない現在の「国内感染早期」には「感染予防」に役立たない。
マスクが「感染予防」として効果的なのは、多くの感染者(例えば10人に1人感染者)が周りに長く(2m以内の距離に30分以上)いる、感染者の看病をする、など特殊な状況に限られる。
また自分に「風邪症状」があり、やむを得ず他人に接触・外出するときには、「感染拡大予防」のためにマスクが必要。
②アルコール消毒剤
ウイルスは手の皮膚から直接侵入することは無い。手についたウイルスを「自分で」顔・鼻・口に運ぶことによって「接触感染」する。
手をできるだけ顔に持っていかない(通常ひとは1日平均300回ほど顔を触る)。また、手に付着したウイルスを取り除く効果は、「しっかりとした手洗い」>「アルコール消毒剤による消毒」で、手洗いが最も効果的。出社後、外出後、トイレ後、食事前後、帰宅後それぞれにしっかり石鹸を用いて手を洗う。
■さいごに
本当に凄いことになっています。
来月は皆様に明るい話題を届けられるようになっていれば嬉しいです。
それでは皆様、また来月。
㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏