2023年07月:【「エアコンの電気代を節約する方法」】
皆さまこんにちは、渡邉です。
ある調査では、電気代高騰で約7割の方がエアコンの使用にためらいが有るという結果がでました。これから本格的に暑さが厳しくなると節電の為に無理にエアコンの使用を控えると熱中症を引き起こす危険もあります。
今月号の「ひげ日記」は、ダイキンの「エアコンの電気代を節約する方法(夏の冷房編)」を皆様に紹介させていただきます。無理なく快適にそして電気代も節約するエアコンの使い方です。是非ご一読下さい。
1.エアコンを効率よく使う
・帰宅したら、まずは部屋を換気して熱を逃がす。
・エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用する。
・風をつくって体感温度を下げる。
・2週間に1度、フィルターを定期的に掃除する。
2.リモコンを上手に使う
・風量は自動設定にし、余分な電力を使わないようにする。
・設定温度を下げる前に、風量を強くしてみる。
・スイッチの入切で室温調節を行わない。
・温度ムラを解消して効率的に部屋を冷やす。
3.室外機の周囲を点検する
・室外機の吹き出し口をふさがない。
・室外機は日陰に設置するか、日除けで直射日光を防ぐ。
4.家全体でできる節電対策を行う
・太陽の熱を室内に入れないようさえぎる。
・凉をとる工夫を積極的に取り入れる。
■さいごに
エアコンの電気代を節約する使い方については、本紙挟み込みの営業コーナー
『効率のいいエアコンの使い方』に記載がありますので、詳しくはこちらもご覧ください。
次に、自宅に太陽光発電を設置している方向けの情報です。経済産業省の資料によると、太陽光発電の発電量のうち自家消費率は約30%です。つまり発電した電力の7割を売電しているのです。余剰電力の場合の売電単価は太陽光発電の設置年度で決まり、固定価格で10年間となっています。
その単価はkWhあたり、2023年度16円、2022年度17円、2021年度19円、2020年度21円、2019年度24円です。これに対して夜間電気を購入している金額は約30~40円(政府の補助や燃料調整額を含まず)です。つまり昼間安値で売電している太陽光発電の電気をなるべく自家消費してその分夜間の買電量を減らすことができれば電気料金を節約できることになります。
その方法の一つとして、昼間太陽が出ている間に太陽光発電で作った電気を使ってエアコンで冷房して部屋を冷やしておく方法があります。前提は弊社で建築しているような高気密・高断熱の家の場合です。こうした家なら外気の影響を受けにくく、エアコンで住宅を一度冷やすと、その涼しさを夜まで持ち越せるからです。このほか電気自動車をお持ちの方は太陽光発電の電気で昼間の間に車を充電する。
さらに、新築をお考えの方には昼間お湯をわかす「おひさまエコキュート」が超おすすめです。また太陽光発電を設置している方の場合なら、給湯機の取替時期が来た時に「おひさまエコキュート」への取替をご検討ください。その際、電力会社が東電の方なら電気契約を「くらし上手」に変更すると更にお得になります。
今年の夏もかなり暑くなりそうです。節電も大切ですが、暑い日は無理をせずエアコンのスイッチを入れましょう。
その上で無理なくできる省エネに心掛けて頂きたいと思います。高断熱・高気密や省エネ機器など家に関するさまざまな疑問や質問などはお気軽に弊社まで問い合わせください。それではまた来月お会いしましょう。
株式会社建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉 泰敏