■防音室を作りたいのですが、何に気を付けたらよいですか?
【A】
楽器演奏やホームシアターを楽しみたいという目的で、防音室を希望する方は結構いらっしゃいます。
その目的や使用する時間帯により防音の種類が変わってきます。ご近所に迷惑をかけたくないだけなのか、家族にも配慮する必要があるのか、などによって部屋の構成が変わり、予算も大きく変わってくるのです。
気を付けたいポイントは、開口部(外部に面した窓)を小さくすることと、「遮音」と「吸音」のバランスを考えることです。
「遮音」ばかりに気を使いすぎると、音は外には逃げませんが、室内で跳ね返り聞きにくい音になります。
また、「吸音」が強すぎると、音が吸収されてせっかくの音色が聞きにくくなってしまいます。
■「防音室」:建築工房わたなべ施工例
床:床断熱材の上に→「吸音ウール50t」→その上に「合板12t」→その上に「遮音マットS09」→その上に「合板フロアー12t」で仕上げます。 |
壁:「石膏ボード12.5t」を貼り→「吸音ウール50t」を貼り→「石膏ボード12.5t」を貼り→「遮音パネル」を貼り→「オトカベS-3」を貼り→ 布クロスで仕上げます。 |
開口部:高性能ハイブリッド窓+防音・断熱内窓(インプラス) |
防音室完成写真です。 |
■『奏家 ~KANA DE HOUSE~』は、ご夫婦の共通の趣味であるバイオリンを練習したり、音楽仲間と演奏を愉しむために「防音室」をつくりました。