断熱について
■断熱等級7(HEAT20 G3 グレ-ド)対応
脱炭素社会の構築に向け、2022年10月に断熱等級6、断熱等級7が設定され、はや2年以上が経過しました。ハウスメーカー各社も断熱等級7の商品をリリースしており、弊社にもそうしたお問合せがありました。
そこで、建築工房わたなべでは住宅性能表示制度における最高等級である『断熱等級7 HEAT20 G3グレード(UA値0.26w/㎡・k)』への対応をはじめました。
弊社の標準は断熱等級6 HEAT20 G2グレード(UA値0.46w/㎡・k)です。標準仕様との主な変更点はプラン等により多少異なる点はあると思いますので、ざっくり説明させていただきます。
・天井の断熱材については多少密度を上げる
・壁の断熱材は外気側に発泡プラスチック系断熱材90mm程度の付加断熱が必要となる
・サッシに関しましては、南面は樹脂サッシのペアガラス(アルゴンガス入り、日射取得型)、その他の東・北・西面は樹脂サッシのトリプルガラス(アルゴンガス入り、日射遮蔽型)を推奨します。玄関ドアは熱貫流率U値1.1~1.3w/㎡・k程度以下、玄関土間と浴室土間の断熱も多少強化する必要があります。以上で断熱等級の最高等級7、HEAT20 G3グレードの家づくりとなります。
G3グレードの断熱性能の家は夏期の室温上昇をかなり抑制する必要があります。断熱性能が高くて日射取得でオーバーヒートする心配があるからです。夏期の徹底的な日射遮蔽や夜間の通風利用など、更に積極的なパッシブデザインにも取り組む必要があります。
ご希望の方へのシミュレーションを含め対応は可能ですが、弊社のお勧めは弊社標準仕様の断熱等級6+αです。
ここ静岡県富士市ではHEAT20 G3グレードの断熱性能にするための追加コストを掛けなくても、快適な家づくりはできると思います。
詳しい話を聞きたい方はお気軽に弊社まで問い合わせください。
※上記記載の数値等は弊社施工エリアの内、省エネ基準地域区分5地域・6地域・7地域の場合。
省エネ基準地域区分とは、地域ごとの気候を考慮して定められた、住宅等の省エネ基準の区分のことです。(5地域:御殿場市・小山町、6地域:三島市・富士宮市、7地域:静岡市・沼津市・富士市)
弊社ホームページ 全棟断熱性能(外皮平均熱貫流率)を数値化します。こちらもご覧ください