土間にソ-イングスペ-スが?!家族の笑顔を紡ぐ家

富士市松岡 N様邸

地域別|富士市

■目指したのは『ニュ-ヨ-ク ブルックリンスタイル』の家■

「ヴィンティ-ジ感と開放感のある空間」を最初から意識してプラン作りがスタ-トしました。広い玄関土間との間のスライドハイドアを開けると奥行きが生まれ開放感抜群なL・D・Kが広がります。

 

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「玄関を入ってすぐの場所に仕事場である洋裁が出来るスペ-スを作りたい」という希望を最初にお願いしました。
洋裁の作業スペ-スということで、床材がタイルだと目地に糸が入って掃除が大変・・・という理由から、床はモルタル仕上げとなりました。

商売道具である糸などを収納する棚の形状や高さなど、とことんこだわり何回も打ち合わせしました。おかげさまでとても使いやすい作業スペ-スが出来上がりました。
壁に取り付けてもらった「有孔ボ-ド」も色々な物を掛けたり、小物を上手く使って収納したり。とっても重宝しています。

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全てに使いやすくて仕事がはかどります。細かい棚はすべて大工さんの手作り♪

 

縄跳びも余裕で出来てしまう広さの玄関土間なのです。

 

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収納力抜群のシュ-ズクロ-クです。あえてドアは設けませんでした。
靴だけでなく、掃除用具や子供たちが外で遊ぶおもちゃなど、色々収納しています。
ドアがないので、簡単に収納出来て簡単に取り出せるところが気に入っています。

シュ-ズクロ-クの壁全面に「有孔ボ-ド」を取り付けました。保育園から帰ってくるとバックや帽子、縄跳びなどを自分でここに掛けます。ちょっとしたショップのディスプレイのようでとても気に入っています。

アメリカンスイッチもこだわったアイテムの一つです。

 

 

L・D・Kは、ブルックリンスタイルを意識してインテリアは『モスグリ-ン・ブラック・グレ-』を基調に揃えました。
照明器具も、ニュ-ヨ-クの古い倉庫をイメ-ジして無骨感を演出。キッチンの壁にもレンガ柄の壁紙をアクセントに貼りました。

 

この階段もブルックリンスタイルを意識してこだわり、手摺りは黒のアイアンを使いました。階段の照明器具もデザイン、そして取付位置にもちょっとしたこだわりがあります。たっぷりとった2階ホ-ルとフリ-スペ-スは複数人で使えて楽しい場所となっています。

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一角に設置したカウンタ-では洗濯物をたたんだり、ちょっと置くスペ-スとして便利なほか、寝る前に子ども達に本を読んだり、折り紙をしたりと親子のコミュニケーションの場になっています。

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2本付けた階段手摺と同じ素材の物干しバ-は、家族全員の洗濯物を干すのにも十分。洗濯物は部屋干しが日課ですので、ほとんどここで干します。

 

 

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2階の子ども部屋です。収納には玄関シュ-ズクロ-ク同様扉は設けていません。見せる収納です。
ニトリなどで使いやすいチェストを探してきました。扉がないので荷物の出し入れがとても楽で使いやすいです。
子ども達も、おもちゃなど自分でしっかりお片付けできています。

2階のご主人の部屋で、ゲ-ム部屋でもあります。
Wi-FiではなくLANケ-ブルを引いてありますので、快適なゲ-ムライフをエンジョイされてるそうです。

 

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洗面所はあえて脱衣所と仕切りをつけて家族が使いやすくしました。
洗面台の下はブルックリンスタイルを意識して配管を見せています。
右手の黒い扉はトイレにつながっています。
トイレには明り取りになるように窓を付けました。

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水回りはL・D・Kと同じ1階に家事がしやすいようにまとめました。
浴室には掃除のしやすさや防犯の事などを考え、あえて窓は設けませんでした。湿気が抜けるように脱衣室と洗面所の間の引戸上が開放になっています。

 

 

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ガルバリウム鋼板の外壁にアクセントとしてウエスタンレッドシダ-を張りました。外壁の色はモスグリ-ンとボルド-の2色が候補に。
でも最初から8:2でモスグリ-ンだったように思います。

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玄関横の横長窓もウエスタンレッドシダ-同様とてもいいアクセントになっています。窓枠はブラックにしてかっこよくコ-ディネ-トしました。

 

 

玄関前で全員集合~。全員揃った写真をお願いしますとN様にお願いしてあったのですが、「仁がこんな顔ばかりして、まともな写真が一枚もない~(-_-;)」と(笑)でも私はこの写真が一番好きなので最後はこの写真にしました。仁君!最高!本当にいつお会いしても楽しいN様ご一家です。

 

■フォトギャラリ-はこちら


■家を建てようと思ったきっかけは・・・

結婚してずっと実家(奥様の)に同居させてもらっていたのですが、、子どもが2人になりさすがに手狭になってきたのをきっかけに、マイホ-ムを考え始めました。最初はまず土地を探し始めたのですが、その頃ちょうどコロナ禍になり、「今じゃないか・・・」と一時断念。
少し落ち着いてきた頃、土地探しを再開。最初は実家から少し離れた場所を検討していたのですが、ちょうど道路を挟んだ向かいの土地が売りに出て、購入する事を決めました。

 

■建築会社選びの決め手となったのは・・・

土地を購入した後、本格的に家づくりを始めたのですが、まず情報を収集しようと思い、色んな住宅会社のモデルハウスや見学会・マイホ-ムセンタ-等にも通いましたが、どこも何か現実味が無くてしっくりこなくて・・・。
そんな中で見積りを取った会社がとにかく契約を急がせる会社で、見積りもこんなものなんだろうか?と不安になるくらいざっくりとした見積りで。不安ばかりがつのりました。そんなモヤモヤしていた時に、縁があり建築工房わたなべさんと知り合いました。営業さんが自分たちの家づくりの思いをとても丁寧に、決して急がせることなくじっくりと話に耳を傾けてくれて、要望をきちんと反映したうえでまとめ、そして予算内に収まるようなプランを提案してくれました。それが決め手となりました。

 

■プランでこだわったところは・・・

目指したのは『ニュ-ヨ-クのブルックリンスタイル(※)』。ヴィンテ-ジ感溢れる開放的な間取り、古さの中にある新しさの追求、インダストリアル(工業的)で無骨な雰囲気、そして ”かっこいい家” をテ-マにプランがスタ-トしました。

そんな中で一番プランに時間をかけたのが、ワイドな玄関土間です。「玄関を入ってすぐの場所に仕事である洋裁ができるスペ-スを作りたい」という希望を一番最初に話しました。洋裁のスペ-スということで、床材がタイルだと目地に糸が入って掃除が大変という理由からモルタル仕上げに決定。
仕事道具である糸などを収納する棚も、形状や壁の高さの要望、メ-カ-の指定などとことんこだわりワガママを言いましたが、細かな部分まで対応してもらえ、とても仕事のしやすいスペ-スが来上がりました。

玄関土間のシュ-ズクロ-クの壁全面に「有効ボ-ド」を取り付けたのもこだわりです。子どもが保育園から帰ってくるとここに上着やカバン・帽子や縄跳びなどを自分で掛けています。実用的だし見た目にもショップのディスプレイのようで気に入っています。有孔ボードは施工中に依頼したのですが、快く対応してもらえて感謝しています。
作業スペ-スにも色違いの有孔ボ-ドを取り付けてもらいました。色々な仕事道具を使いやすいように上手く収納出来ています。アメリカンスイッチもこだわりのアイテムの一つです。

リビングとつながるスライドハイドアを開けると奥行きが生まれ開放感抜群!玄関扉からリビングの窓に気持ちの良い風が通り抜けます。家族が並んで靴を履ける広々とした空間は気持ちにゆとりが生まれるような気がします。
雨の日には子どもたちは外で遊べないので、この広い玄関土間で縄跳びをしたりしています。

※)ブルックリンスタイルとは?
 使っていない倉庫や工場を改装して居住空間を創り出したことがスタ-トと言われています。

 

■住んでみて・・・これは正解!だったところ

●建物南側の窓枠に取り付けた布団掛けはとても便利です。外観もすっきりしてワンポイントにもなっていると思います。実際に布団を干すのにも楽で使いやすいので、ベランダにしなくて正解でした。

●1階のシュ-ズクロ-ク、2階の子ども部屋の収納には扉を設けませんでした。シュ-ズクロ-クの中には靴だけでなく掃除道具や子ども達の外で遊ぶおもちゃ等を収納しているのですが扉が無いのですぐしまえて使いやすいです。2階の子ども部屋の収納も見せる収納にしましたので、荷物の出し入れが楽で子ども達もおもちゃとかしっかり自分でお片付けできています。 ちょうどいいサイズのチェストなどをニトリとかに探しに行ったのも楽しかったです。

●2階ホ-ル+フリ-スペ-スは広めにとって正解でした。フリ-スペ-スの一角に設置したカウンタ-では洗濯物をたたんだり、ちょっと置いたり、子どもが寝る前に本を読んだり、折り紙をしたり・・・複数人で使える広さなので親子のとてもいいコミュニケーションの場になっています。
最初から「洗濯物は部屋干しが日課」と伝えてありましたので、このフリ-スペ-スに部屋干し機能を持たせたらどうかと提案してもらい、階段の手すりとコ-ディネ-トした2本の黒のアイアン物干しバ-を設置しました。4人分の洗濯物を部屋干しするには十分な最高のアイテムです。

●浴室の窓は悩みましたがやめました。掃除も楽だしプライバシ-も確保されるし、無しで正解でした。トイレの窓は設けました。こちらは明り取りにもなり付けて正解でした。

 

■住んでみて・・・もっとこうすればよかったところ

高窓が多いので、外から見るとお洒落なのですが操作がちょっと面倒ですね。
それから、これは場所的な問題もあるかもしれませんが、携帯電話がけっこう「圏外」になってしまうのです。外壁がガルバリウム鋼板ということも関係しているのかなあ・・・?と思う事もあります。
ただ、このスタイリッシュなガルバリウム鋼板の外壁は気に入っているので、そのへんが何とも・・・ですね。

 


【営業担当者から一言】

プランニング当初は、なかなか考えがまとまらず紆余曲折しましたが、何回も何回も打ち合わせを重ねていく内にN様の思い描いていたものがはっきりとまとまっていき、最終的にはとてもいい形でお洒落にまとまったと思います。
N様は細部へのこだわりも強く、具体的なイメ-ジや使いたい設備等もとてもはっきりしていて、私たちはそれをまとめたという感じです。細部の打ち合わせを図面などで説明する際、女性はそれを立体的にとらえるのが比較的苦手な方が多いようですが、N様の奥様は仕事柄それが得意なようでした。平面的な布を立体的な洋服に仕立て上げるわけですからね。さすがです。
新居に住まわれてからも、思い描いていたような生活を送っていただけているようで安心しました。本当にじっくり色んなことを考えましたからね~。打ち合わせをしていて私もとても楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。  営業部:石川 定

 

【建築担当者から一言】

N様邸の建物は各所にこだわりがあり、施工する方もいつもと違うことがたくさんあり、とても楽しませていただきました。N様からの取り付け位置の寸法指定や使用部品の指示などもあり、使ったことの無いものなどは納まりなどに細心の注意を払いました。
その中でも、この家の玄関を入ってすぐに目を引く有孔ボ-ドは大工と色々打ち合わせしながら設置しました。パッと見、ただ壁に穴あきのボ-ドが付いているだけのように見えますが、実は裏側や下地に色々な細工を施しているのです。
もう一つこの家で目を引く階段。これは、構造材の時点でこの完成状況を加味してすでに細工を施しているのです。それでも組んでみないとわからない部分もあり、さらに格子の手すりを納めることも考えた階段の組み方をしなくてはならず、なかなかハ-ドルの高い階段でした。でも全ての職人さんがそれぞれ頑張って作ってくれて、とてもいい建物になったと思います。   建築部:新井隆元

 

【心ほっこり編集室から一言】

2025年新春特大号に前編、2月号で後編の「お客様の声」をお願いしました。実はN様の奥様のお母様は私の何十年来のフラメンコ仲間なのです。一番最初、「娘が○○という会社から見積りを取ったら、ものすごく契約を急がされててね、見積書を見てもさっぱりわからないし、ちょっと相談にのってもらえないだろうか?」とラインがきました。そこで、営業の石川さんに、「見積書を見てあげて相談に乗ってあげて欲しい、そしてそんなことは決してないのわかってるけど・・・押し売りみたいなことは絶対にしないでね」とお願いしました。建築工房わたなべは、絶対に押し売りのような営業や、契約をせかせるようなことはしないことは重々わかっていましたが、それでも敢えて石川さんに言ったのを覚えています(笑)

そこから、N様と石川さんが意気投合したこともあり何回も何回も打ち合わせを重ねて、N様の思いがこんなに素敵な形になりました。このお客様の声をお願いして取材に行った時も、「細かな部分まで対応してもらえ、納得のいく家づくりができました。好きなモノに囲まれた空間になり、日々が充実しています」とご夫婦に言っていただき、本当にうれしく思います。

私は打ち合わせにはほとんど参加していないのですが、営業の石川さん、監督の新井さんから色んな話を聞いていましたし、美季さん(お母様)からはラインやレッスンで会った時などに随時詳しく話してもらえていたので、ずっと最初から最後まで私の中では一緒に家づくりに参加していたような気がしています。「大きな地震がきたら、即みんなで向かいの家に逃げるって決めてるんだ~!」とよく話してます。それ!大正解ですよ~♪
心ほっこり編集室:小川 薫