オトナのロフトハウス
富士市比奈 H様邸
スタイル別|洋風の家
イメージしたのはニューヨークのアパート。倉庫を改装したりしてて、古びているんだけど、自分たちで手をかけて好きなように住んでいる・・・。
そんな感じが好きでした。
この階段から3階の寝室へと全てが一体の空間になっています。
玄関からリビングまではギャラリーとしてお気に入りの絵や写真を飾ったり・・・。 |
ニッチには、趣味で集めたアイテムを並べたり・・・。 |
1階クローゼットに設けられたホビーコーナーからは、ガレージに置かれた愛車を眺めながら趣味に没頭できます。 |
車2台が並列で駐車できるガレージハウスです。 |
サニタリーコーナーは、トイレ・洗面所・脱衣場が仕切り無しでオープンに。 |
サニタリーコーナーから、ガラスを隔ててバスルームにつながります。 |
バルコニーを囲むようにリビング・キッチン・浴室があるので、まさに一つの空間。家族がどこに居てもわかります。
3
3階はベッドルームのため、天井高は約2.1mと低めに。床はカーペット敷きにして、2階とは変化をつけています。
正面の窓からは、富士山や愛鷹連峰が望めます。
住宅地にあるので、外に対しては閉ざしてプライバシ-を確保し、内部は空間に広がりを持たせたかったのです。
■外観のこだわりポイントは?
北・東・西のの3面を道路に囲まれた敷地に建つ『黒い箱』。
窓を少なくし、外周部にはあまり開口部を設けず、外部に対して閉ざすようにしてプライバシ-を確保しています。
ガルバリウム鋼板の外壁を使用し、シャープな印象にこだわりました。
■内部のこだわりポイントは?
「クラッシック&シンプル」そして、ジャズの流れる【オトナのロフトハウス】です。
壁や柱で仕切らない開放的な空間は、敷地の広さからの制約もあるので、水平方向だけでなく、各層をオープンにつなげる事で、上下にも広がりを持たせることができました。
高さ約5mの吹抜けの下でゆったりとくつろげるリビング。集成材の梁はそのままだと木質感が強く出るので、あえて白く塗り、壁や天井に溶け込ませました。自然光や照明が微妙な陰影をつけ、箱型の建物のアウトラインを美しく感じさせてくれます。
壁の白い内装の中で、床板や低い位置にあるソファー、AV機器は濃い色合いのものを選び、空間に安定感と落ち着きを演出。
リビングの壁面を飾る跳ね出しの鉄骨階段とフラットバーのシャープな手摺り。この壁から突き出した階段により室内を明るく軽やかにしてくれると共に、3階の寝室へと続いていているので、全てが一体のオープンな空間になっています。
【現場監督から一言】
H様は電気分野のプロ。なので、照明機器の配置や配線の計画にとてもこだわりがあり、打ち合わせにもたくさんの時間をかけました。
電球の種類、機器の個数、位置など、設計の段階から施工現場に至るまで、何度も何度も打ち合わせを重ね徹底的に検討。
照明のスイッチプレート類などは、出張の折に自ら秋葉原で部品を探してきてオリジナルな物を作成。
おかげで、ペンダントライト・スポットライト・ダウンライトなどがそれぞれのスペースで効果的に使い分けられるようになり、その結果モダンデザインのスッキリとした室内には、昼間とは違ったさまざまな表情を持たせることができています。
また、H様は大好きな音楽を家の各所で愉しむため、天井や平面収納などの数か所にスピーカーをビルトイン!
愛車を眺める書斎も、照明や音楽によって居心地良く演出されています。
色々な面で、H様邸ではとても勉強させていただきました。